PMI PMP 資格に関して
   

本解説は、本件についてのPMAJ®会員からの良くある質問に対する回答です。PMP®資格の正式な解説は、PMI® Webサイトの 「Certification」をクリックし、「Quick Links」の「Project Management Professional (PMP)®」をクリックしてご覧ください。

1. PMP®資格とは
  • PMP®(Project Management Professional)は、PMI®(Project Management Institute)が認定するプロジェクトマネジメントの資格であり、PMI®が定めるPMP®資格認定プロセスを経て認定されます。
  • PMP®資格は1984年に創設され、2012年10月現在、PMP®資格取得者は世界で49万人超、日本在住の取得者は2万9千人を超えています。 (PMI®アジアパシフィックサービスセンター調べ)
  • PMP®資格はプロジェクトの全般にわたるタスクを指導・指揮するプロジェクト・マネジャーとして実践するための関連職務実績と職務知識の保有をPMI®が認定するものです。
  • 認定プロセスにはコンピュータを用いた知識試験が含まれます。この試験(以下PMP®試験)は4者択一の問題が200問出題され、4時間以内で解答します。

200問の中には、統計データを取得するための問題25問が不規則に入っており、これは合否には関係ありません。

合格するためには、残りの175問中108問(61.0%)以上を正解しなければなりません。

2. PMP®資格の認定要件

認定ステップは、大別して、認定要件を満たしていることの証明とPMP®試験の合格からなります。
認定を受けるためには、まず次の要件を満たしている必要があります。

 高卒大卒備考
プロジェクトマネジメントの経験
(注1)
7,500時間
および60ヶ月
4,500時間
および36ヶ月
申請時から8年以内の経験
プロジェクトマネジメントの教育
(注2)
35時間 受験申請時に完了した時間数
注1:プロジェクトタスクをLeading及びDirectingする責任ある地位としての経験が求められます。
注2:プロジェクトマネジメントの教育は下記によるものであり、自己学習時間を含めることは認められません。
  • PMI®認定教育機関(R.E.P.)によるプログラム
  • 大学での教育プログラム
  • 企業研修プログラム
  • 研修会社またはコンサルタントによるプログラム


3. 認定申請の流れ

認定申請の流れ

4.資格維持のための条件

PMP®資格は永久資格ではありませんので、取得後はCCR(Continuing Certification Requirements)プログラムに基づき、3年毎に更新する必要があります。

CCRプログラムの目的は次のとおりです。

  • PMP®資格保持者の継続的な専門能力の増強
  • 個々人の学習機会の動機付けと認定
  • 専門能力開発活動の達成と記録のための標準的、客観的メカニズムの提供
  • PMI®による認証資格の世界的認知と価値の保持


更新するための要件としては、次の2つがあります。

  • 3年間で60PDU(Professional Development Unit)を取得する
  • PMI®行動規範を遵守することに同意する


PDUは下記の活動により取得できます。

  • カテゴリーA: R.E.P.に認定されている組織が開催する、指定教育講座を受講すること
  • カテゴリーB: R.E.P.に登録されていない企業・団体の主催する教育プログラムを受講すること
  • カテゴリーC: 自己学習(3年間の認定期間で30時間(30PDU)を限度)
  • カテゴリーD: 新しいプロジェクトマネジメントナレッジを創出すること
  • カテゴリーE: プロフェッショナル/コミュニティ組織へのサービスを行うこと
  • カテゴリーF: プロジェクト・マネジャーとして業務を行うこと

カテゴリーごとに申告できるPDUの上限などのルールがあります。詳しくはPMI®が公開しているProject Management Professional (PMP)® Handbookの最新版をご参照ください。
PMP® Handbookの最新版は、PMI® Webサイトの、「Certification」をクリックし、「Quick Links」の「Project Management Professional (PMP)®」をクリックし、さらに「Quick Links」の「PMP® Handbook」をクリックしてください。