話題提供 : |
<第5回 プロジェクトSE懇談会>
「システムズエンジニアリングが優れているならば、なぜ、皆が自発的に導入しないのか?」
~なぜ 、私たちはいつも同じやり方を選んでしまうのか?~ |
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・・・ |
佐藤 健司 (檜垣造船株式会社) |
日時 : 2025年7月23日(水) 18:30~21:00
概要 :
(スケジュール)
①オープニング : |
(18:30~18:40) |
②話題提供 : |
(18:40~19:40) |
∗ ブレイク |
③ディスカッション (参加者交流) : |
(19:45~20:45) |
④コメント (まとめ) : |
(20:45~21:00) |
⑤閉会 : |
(~21:00): 議論が出なくなった時点で終了します |
(話題提供) :
VUCAの時代──先の見えない、不安定で複雑な世界において、システムズエンジニアリング(SE)は問題解決のための強力なアプローチとされています。もしそれが本当に優れた方法であるならば、私たちはもっと早く、もっと積極的に活用していてもよいはずです。ところが現実には、SEは多くの組織で広く自発的に取り入れられているとは言えません。
その背景には、おそらく組織や個人が自らの思考の枠組み──いわゆる「メンタルモデル」──を問い直す機会を持たず、長年の慣習や成功体験という無意識の前提に縛られていることがあるのではないでしょうか。
「これまでこうしてきた」「この方法で成果が出てきた」といった思い込みが、考え方そのものの更新を妨げているのです。
SEは「本当の原因はどこにあるのか?」を、全体的かつ構造的に見通すためのアプローチですが、私たちは往々にして、目の前にある単純な因果関係や、短期的に効果が見えやすい対応に飛びついてしまいがちです。
さらに、「これまでと違うことをするのは不安」「失敗するかもしれない」といった心理的な抵抗が、新しい挑戦にブレーキをかけます。
だからこそ、SEを本当の意味で活かすには、まず「なぜ私たちはいつも同じやり方を選んでしまうのか?」という問いを持つことから始める必要があります。
構造を変えるには、まず自分の見ている構造を疑うこと。新しい思考の道具を手にするには、新しい問いを立てる勇気が必要なのです。
本テーマを通じて、システムズエンジニアリングへの取り組みの機会になればと願っております。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
プロフィール : 佐藤 健司 ( Sato Kenji )
製造メーカーに35年間勤務。
約20年にわたり教育・訓練および組織行動のモデリング & シミュレーション(M&S)に係り、プロジェクトマネジメント、システムズエンジニアリングに従事。
その後、モビリティサービス(駐車場システム)の品質管理、製品開発マネジメントに従事。
昨年末、造船会社に転身、業務改革推進の任にあたる。
定員 : 30名 (申し込み順)
お問い合わせ先 : 日本プロジェクトマネジメント協会(PMAJ) お問い合わせはこちらへ
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