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「エンタテイメント論」(215)

川勝 良昭 Yoshiaki Kawakatsu [プロフィール] :4月号

エンタテイメント論


第 3 部 エンタテイメント論の応用

1 序
●「新たな疑問」の発生と「思考の暗礁」への乗り上げ
 前号の最後で書いた。「夢の発見」に感動し、成否研究は一挙に進展した。しかし暫くすると自分も含め、「夢」を持っている人がその「夢」を「本気、本心、本音」で実現させ、成功させたいと「渇望」しているのか? 言い換えれば、その夢は本物か? 偽物か? この事を如何に評価、判断、識別すれば良いのか?と云う「新しい疑問」が湧いてきた。

 「この疑問」が感動の気持ちを「減殺」させると感じて、疑問を否定又は無視する「心情」が芽生えた。しかし別の自分が目覚め、それを許さなかった。

 ならば自分でやるしかない。色々考え、色々調べ、色々空想までした。しかし考えれば考えるほど、調べれば調べるほど、空想すれば空想するほど益々分からなくなった。そしていつもの「思考の暗礁」に乗り上げた。

 暗礁に乗り上げると、一歩も前に進む事ができないので、イライラし、モンモンがつのる。しかし本職に悪影響を及ぼさない様に注意しながら、「夢真偽判定基準」を求めて頑張った。しかし何も出て来なかった。益々イライラ、益々モンモンが続き、苦悩、苦闘の日々になった。思考の暗礁に乗り上げた時は、いつもこうなる。仕方がない。そうこうしている内に早くも1年近く経った。

出典:苦悩、苦闘
出典:苦悩、苦闘
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●「本物の夢」の発見
 筆者は「或る日」、「或る時」、「或る曲」を偶然、自宅のラジオで聞いた。その瞬間、「或る事」を「直感」した。ラジオで流れた「曲」は直ぐに終わってしまった。ならばと、レコードの保管庫から「或る曲」のレコードを必死で探した、幸運にも昔買っていたレコードを見付け出した。再生した。直観は「正しかった」と感じた。聞き直す度に直観は「確信」に変わった。長い間の悩みが全て消え去った様に感じた。これも暗礁から脱出した時、いつも感じた事だった。

 「或る曲」とは、エルビス・アーロン・プレスリーが「恋人」を慕い、寝ても覚めても「あの人(You)」を想う「恋情」を爆発させ、全身全霊で唄い、世界的に大ヒットさせた歌、「I Want You、I Need You、I Love Tou」の曲であった。

Elvis Aaron Presley(1935-1977)
 「或る直観」とは、「あの人(You)」との「恋」を成就させる為、「命がけ」で挑戦する場合と同じレベルの「命がけ」で「夢」の実現と成功に挑戦する場合、その「夢」は「本物の夢」であると云う直観であった。

 日本を含め世界中の人々は、若い頃、中年の頃、高年の頃を問わず、一度は「あの人(You)」を「命がけ」で愛した事はあるだろう。プレスリーが唄う「You」に対する「3つの言葉=Want、Need、Love」の真意を英語が得意な人は知っている。是非その人に尋ねて欲しい。

 恋人を得る為、必死や決死の範疇を超え、「命がけ」で挑戦する事を、筆者は、必死や決死の上位概念と位置付け、「愛死」と造語した。また「夢」を叶える為、必死や決死の範疇を超え、「命がけ」で挑戦する事を、其れ等の上位概念と位置付け、「夢死」と造語した。

 「愛死」と同じレベルの「夢死」のレベルで挑戦する場合、その「夢」は「本物の夢」である。この「本物の夢」を持っている人物こそが「夢」を実現させ、成功させる。

 「激情(渇望とも言いたい)の発見」、「夢真偽判定の成功」、そして「愛死」と「夢死」の概念化を通じて「不思議な感動」を得た。また「或る曲」が「或る事」を直観させた2度の偶然性に驚愕した。いずれにしても「思考の暗礁」を乗り越え、長年の悩みを解決できた事は本当に嬉しかった。

●頑張れ、若者よ、中年よ、高年よ
 「夢の発見」と「激情(渇望)の発見」は、筆者の長年の「成否研究」を進展させただけでなく、進化もさせた。その結果、「夢」の実現と成功の「在り方(基本コンセプト)」と「やり方(具体的方法論)」を説く「夢工学(The Dream Engineering)」を誕生させた。

 筆者は、「夢工学の誕生」で長年の成否研究の苦労が報われた。それだけではなかった。様々な「恩恵」が筆者に齎された。以下に順次、恩恵された事例を解説する。しかし筆者だけが「恩恵」を享受する事は、如何なものか?と思った。

 しからば、若者よ、中年よ、高年よ、「愛死」で「あの人(You)」の「愛」を獲得して欲しい! と同時に「夢死」で仕事、趣味(道楽)、生活、人生の「夢」も叶えて欲しい! 「愛」の実現と成功の為に、「夢」の実現と成功の為に「夢工学」が役立つ事を心から期待している。

出典:愛の成就、仕事や人生の成就

●筆者の家庭再建の「夢」と「奇跡」の到来
 筆者が成否研究を進展&進化させ、「夢工学」を誕生させた事が契機になり、筆者は、暗い、辛い家庭生活から脱出して「新しい幸せな家庭」を築く「夢」を叶える決断をした。と同時に子供達と辛い、悲しい、苦しい日々を耐えて頑張って来た事は、新しい「夢」を叶える為に乗り越えるべき「天が与えた試練」と考える事にした。

 筆者は新家庭再建の「夢」を叶える挑戦を開始した。しかし超多忙な仕事と子育ての合間で必死に新家庭再建に挑戦した。しかし年頃の娘二人を抱えた父子家庭の再建には厳しい現実が立ち塞がり、再建の試みは何度も、何度も失敗した。その度に何度も、何度も挫けた。再建は「夢のまた夢」であった。しかし成否研究の結論を信じ、夢工学の教えに従って何度も、何度も挑戦した。

 新家庭再建の成否は「再婚の成否」に依る事は分っていた。子供達もその事をよく認識しており、再婚に賛同し、協力してくれた。今、流行りの「婚活紹介所」などの支援まで受けた。しかしやる事、なす事、全て失敗した。娘二人を抱えた寂しい父子家庭にとっての再婚は「超困難」を極めた。その後の委細な経緯の説明は省略する。

 そして困難辛苦と紆余曲折の末、筆者が渇望し、子供達も賛同する「或る女性」が我々の前に登場した。そして遂に再婚が実現したのだ。まさに「奇跡」であった。モーゼの「奇跡の脱出」は、起こり得るとまで感じた。

出典:娘二人の父子家庭、モーゼの奇跡の脱出

 再婚した彼女は「初婚」であった。現在の妻である。彼女は娘達に温かい愛情と献身的な子育をしてくれた。そのお陰で人生最悪の「逆境」から脱出する事が出来た。そして家庭再建は大成功した。新しい息子も誕生した。

出典:家族万歳!
出典:家族万歳!
istockphoto.com/jp/
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 人生最高の「夢の生活」の成功の鍵は、家庭再建の「夢」を持ち続け、失敗して、挫けそうになっても、必ず実現する、成功すると信じ続け、挑戦し続けた事、夢工学の教えに従った事、「夢」を最後まで諦めず、挑戦した事であった。

 現在、長女は建築家に、次女は医者に、長男は漫画家兼漫画評論家に夫々なった。彼等は夫々自ら求める道を進み、「夢」を実現させた。筆者は今年86歳。経営コンサルタントとして「一社も多くの会社を支援指導し、事業を成功させ、発展させること」を人生最後の「夢」としている。

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