グローバルフォーラム
先号   次号

「グローバルPMへの窓」(第194回)
都に匂う花の雲

グローバルPMアナリスト  田中 弘 [プロフィール] :4月号

 本日3月26日、今年度も健康で、達成感を持って終わろうとしている。

 筆者には男の子6人の孫がいる。今月、2番目から4番目の孫が無事、志望する大学(2人)と高校に入学できた。1番目から4番目の孫は、幼少の頃我が家によく遊びにきて、強化キャンプと称するボーイズリーグで大暴れしていた。我が家は娘三人であるが、孫の代になって、男の子は違う、そして複数になると想像外の行動に出る、と言われているが、それを実感した。家具の被害も大きかったが、居間にかざってある世界各地の置き物(学生や研修生から頂いたものがほとんど)にも大いなる興味を示した。そのなかでもフィリピンやバングラデシュの三輪車や、フランスのサッカーチームのエンブレムは大人気であった。そして、かなりの頻度で海外に行く祖父の影響もあってか、世界への興味を広げていった。4人とも地域あるいは学校のサッカークラブで活動していたが、主力にはなれなくてもよく頑張った。昨年筆者がアルゼンチンに行き、リバー・プレートとボカジュニアのホームスタジアムに行ったことをすごく羨ましがっていた。

 その子たちも大きくなり、3番目までが大学生、4番目が高校生となった。身内ながら、孫たちはよく勉強し、試験の世界で勝負強かった。筆者は東京六大学野球そのものが大好きであるが、神宮球場で慣れ親しんだ校歌や応援歌を孫と一緒に歌えることが大変な楽しみである。今月号のタイトルは、ある大学の学生歌で大好きであるが、孫のひとりと神宮で歌えることになった。

 今週(3月23日~27日)は、AOTS-海外産業人材育成協会で、今年度最後の研修をコースディレクターとして仕切っているところだ。フィリピンではP2M・田中の講義が根強く人気があり、AOTSで、特注でフィリピン単独国向けの来日研修を1年前から企画していて当初20名以上の参加の感触があったが、昨年後半からフィリピン経済が減速し、ここに来てイラン危機で参加取りやめが多くなり、最終的には社長が5名参加してくれた。

 中東原油やLPG、LNGにほぼ依存するアジア諸国の石油・ガス価格上昇はすさまじく、フィリピンでは2週間でディーゼル油などが140%の値上がりとのこと。エネルギー供給危機はすべての製品価格に影響するので、大変な事態であるが、それでも来ていただいた。

 このような事態でも研修というプロジェクトを完遂することは、来年度前半の厳しい状況に立ち向かううえで必須のミッションである。ここでひるんでは、あとが続かない。

 フィリピン派遣団は全員社長で、切れ者で、研修・・・ではなく、トップレベルの知識・情報交流・・・は極めて順調に進んでおり、また、講師5名も素晴らしい経験を有し、研修技術もプロを集めた結果、すばらしい成果がでている。

代表団(女性の社長は日本語が流暢)
代表団(女性の社長は日本語が流暢)
課題WBSは30分でできた
課題WBSは30分でできた

 ロシアのウクライナ侵攻につづき、今、イラン危機で、筆者はイランとアラブ湾岸諸国の両方に教え子(元学生、元来日研修生)を持ち、旧勤務先が建設した石油・天然ガス施設が攻撃されたであろうと想像するに悲しい日々である。 はやくグローバルベースでの共存・共栄が戻ってほしい。 ♡♡♡

ページトップに戻る