組織・ヒューマンリソーストラック


■HR-1 ■開始時間:13:10〜14:10
■講演タイトル:プロジェクトの「見える化」

「見える化」でわかる!プロジェクトマネジメントの進め方
■講演者:石原 信男
石原事務所 代表
■講演紹介:
プロジェクトは組織を横断して仕事が展開する。
従い、機能型組織のもとでプロジェクトを進めるには組織、仕事、人の間の壁を先ず取り除いて、組織横断的に仕事が流れるような仕組みづくりが肝要である。

プロジェクトチーム編成もその一つであるが、しかし形を整えただけでチームとしての機能を発揮するとは限らない。
メンバ全員がプロジェクトの仕組みを知り組織横断的な仕事の流れに適合した意識を持つことが欠かせない。
それには先ずプロジェクトが見えなくてはならない。
プロジェクトが見えなければマネジメントができない。

本講演はエンジ、IT、製造の分野を問わず共通して存在する「見えない」という課題の「見える化」にふれるものである。
■講演者略歴:
某製鉄会社の機械部門入社。社内・国内・海外のプロジェクト・エンジニアリング業務に従事(1960年〜1997
年)。
1997年石原事務所。PM研修、講演。
著作・投稿を通じてPMの普及活動。著書「プロジェクトビジネスマネジメント」
PMAJ '03、「見える化でわかる!プロジェクトマネジメントの進め方」日刊工業新聞社 '08。 

■HR-2 ■開始時間:14:30〜15:30
■講演タイトル:「プロジェクトX」に学ぶ

難局への対応、その時リーダ・チームはどう動いたか
■講演者:小藪 康
パナソニック株式会社 人材開発カンパニー
■講演紹介:
NHKの人気番組「プロジェクトX」で紹介されたプロジェクトに焦点をあて取り組んだ研究会の成果報告である。
プロジェクトが遭遇する困難な状況「難局」の克服のため、リーダやチームのメンバーがとった行動を探求した。

プロジェクトに訪れる難局とはなにで、それを克服するための活動と、その背景としてプロジェクトにおける「場」の存在や、 リーダの持つコンピテンシー(行動特性や人間力)、メンバーの役割分担がどのような影響を与えたのかなどに注目し 分析を行った。
様々なプロジェクトにおける「難局」克服の一助となることを期待してまとめ上げた。
■講演者略歴:
パナソニック株式会社人材開発カンパニー勤務  
経歴:システムエンジニアとして、様々な業界におけるITシステム開発のプロジェクトマネジメントを経験。
現在、社内の人材育成部門において、プロジェクトマネジメント関連の研修講師を担当
保有資格:PMS、PMP、情報処理技術者資格アプリケーションエンジニア

■HR-3 ■開始時間:15:50〜16:50
■講演タイトル:NASAコロンビア事故とトヨタ品質に学ぶ第三者評価の事例

JAXAは高信頼性システム構築への組織活動を始めた
■講演者:山形 史郎
日本レコードマネジメント株式会社

人事企画室 シニアコンサルタント
■講演紹介:
2008年夏、国際宇宙ステーション(ISS)の一部となった日本実験棟「きぼう」の運用が本格的に始まり、2009年秋には、ISSへ物資を輸送する「宇宙ステーション補給機」が、H-UBロケットで日本から打上げられる。

JAXAとNASAが共同で行う総合システムの力が試される。
2003年、スペースシャトル・コロンビア事故及びH-UAロケット失敗の後、失敗を反省して第三者評価を取入れ、関係者の熱意と工夫で改善を進め、成功を続けている。

JAXAは、トヨタの継続的品質改善手法も取入れ、失敗が少ない高信頼性システム構築への組織活動を目指して歩み始めた。
本講演は、第三者評価に参加した自らの経験を基に、高信頼性システムのあるべき姿から、事故の教訓、JAXAの第三者評価の事例を、P2Mの視点で紹介する。
■講演者略歴:
1968年東北大学精密工学科卒、82年スタンフォード大学大学院航空宇宙学科卒。
日本航空機製造で旅客機「YS-11」開発。JAXAで静止衛星「きく2号」放送衛星「ゆり3号」、「おりひめ・ひこぼし」プロマネ、日本実験棟「きぼう」チーフエンジニア、信頼性推進評価室等。
現在日本レコードマネジメント株式会社。
宇宙開発のリスクマネンジメント関連記事多数。