今月のひとこと
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 超やさしいP2Mの使い方 

オンライン編集長 深谷 靖純 [プロフィール] :8月号

 今年の夏も昨年に続いてホラー代わりのホラ話をお届けしようと準備をし始めました。しかしながら、PMAJ事務局近くの永田町界隈ではホラ話のような出来事が延々と続いていますので、少々のホラでは面白くもなんともないので手が止まってしまいました。
 いいかげんなホラ話でも、多くの人々が笑って読んでいただけるような、当たり前の社会に戻って欲しいなと思う今日この頃です。

 昨年9月に「超やさしいはじめてのP2M入門」という16ページの小冊子が発行されました。直ぐにも続編をと期待したのですが、グダグダしているうちに1年が経ってしまいました。さすがに、これはまずいということでP2M普及推進部会のF部会長が中心になって「超やさしい」シリーズ第2弾、第3弾の準備が進んでいます。
 第2弾はF部会長の実践事例がベースになっています。中小企業を舞台にP2Mを使って業務改革を行うというストーリーです。内容は9月に刊行される小冊子をじっくりと読んでいただければと思いますが、予告代わりに読みどころを、少しだけ紹介します。
 日本の民間企業の99%は中小企業です。スタートアップなど一部を除くと、殆どの中小企業は日々の業務に追われていて、P2Mが得意とするイノベーションに手をつけるヒマはないと思われています。
 とんでもないことです。P2Mが扱うイノベーションには、壮大な企画・構想から始めるものばかりではなく、徹底的な現場観察から始まるものもあるのです。むしろ、現場での定常業務に追われる中小企業(くどいですが、全国の会社の99%)にイノベーションの「種」が転がっているのです。
 実は、F部会長は所属する企業グループ内の各社を回って、P2Mを使った業務改革を推進する仕事をしています。推進される側は、日々の定常業務だけに取組んでいますので、イノベーションは他人事(ひとごと)であり、興味がありません。当然、P2M理論を教えようとしても話を聞こうとはしません。そこで、徹底的な現場観察と観察結果についての話し合いの中から気付きを得てもらうようにしているそうです。自分たちで気付いたイノベーションの種ですから、誰もが自分たち自身で育てたいと思うはずです。
 たった16ページの小冊子で、P2Mの何をどこまで語れるのか心配ではあります。しかしながら、いかにもP2Mらしい爽やかなストーリーになっています。そこに描かれる登場人物の中にスターはいませんが、仕事には真面目に取組んでいる人ばかりです。そんな人たちがガムシャラになって、イノベーションに取組むというのはドラマならばOKでしょうが、P2Mではありません。普段通りの仕事をしながら、その仕事を徹底的に観察することによってイノベーションも進めるというストーリーになっています。
 現在、小冊子は最終段階にあります。何とか、PMシンポジウムの場で皆さんに披露したいとゴソゴソやっていますので、仕上りを楽しみにお待ちください。
以上

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