グローバルフォーラム
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「グローバルPMへの窓」(第192回)
自活動のリスクマネジメント

グローバルPMアナリスト  田中 弘 [プロフィール] :1月号

 種々の活動をしていてリスクマネジメントはやっているが、まさにリスクにはマイナスリスクとポジティブリスク=機会の両方があると実感する。

 12月中旬に、5年間愛用したPCが突然稼働しなくなった。電源が何をしても入らないのである。コロナ禍が激しくなった2020年に購入したPCで、オンライン研修が増えた時期であったので、かなり高性能のThinkPadマシンを買った。以来タフな使用に耐えて、やたらと教材作成が多い筆者の生活をしっかり支えてくれていた分身みたいなものであったが、突然寿命が来た。予兆は、電源のUSBタイプCスロットとケーブル端の相性が悪くなった、あるいは、毎日のNortonでの始業点検で、メモリーが40%台まで落ちるのをリペアを繰り返していた、ということがあった。しかし、稼働そのものは順調で、稼働停止となったのは突然であった。

 PCのプロに診てもらったが、手の打ちようがないとのことで、SSDだけ取り出して、廃棄処分となった。ファイルは進行中の案件のファイルは隔日くらいでUSBにセーブしていたし、かなりがOne Driveにクラウド・アップロードされていたが、数本必要なファイルがなくなった。

 1年くらいまでは、最低2台のPCを持っていたが、それを止めてワンPCオペとなったらやはりガツンとやられた感がある。新たに購入したThinkPadが来るまで家人のPCを借りて作業をしていたが、ThinkPadの深いキータッチに35年間慣れていると作業効率は50%程度に落ちた。

 一方、 ポジティブリスクでは、新たな研修パートナー2名を発掘できたことである。いまどき、多国籍研修生に通用する講師は、PMのプロセスをマスターしており、英語ができるくらいでは不十分で、本格的なモノづくりプロジェクトで深い経験を有する人で、オーラがないとだめだ。 しかし、講師としての素材はよくても、研修のスキルは講演のそれとは異なるので、機会の提供とセッションのプロダクションはしっかりと行う必要があることは鉄則である。

 2025年におけるリスクマネジメントの成功事例としては、7月から8月にかけて実施された南米への渡航が挙げられる。 本ブログで4回にわたり報告を行ったが、実に楽しい旅となり、明日への活力が生まれた。その結果、今年、既知のコースのほかに、新機軸のコース2本のプロヂュースができている。

 アルゼンチンは、石油・天然ガス関連産業出身の筆者にはきわめて魅力的な展開がある。新たなLNG輸出国になることで、急激に整備が進んでいる。行けないかもしれないが、アルゼンチンにはまた行きたい。

 また、チリでは、最近、筆者の予想とおり、右派の新大統領、ホセ・アントニオ・カスト氏が就任した。チリでは左派政権下で、投資プロジェクトの認可にあまりに時間がかかりすぎていたが、これから開発のドライブがかかるであろう。


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