例会部会
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第180回例会レポート

例会部会 生越 直人 [プロフィール] :1月号

開催日: 2013年11月15日(金) 19:00~20:30
テーマ: 「【PMI2013北米大会】にみる新しいプロジェクトマネジメントの潮流」
講師: 佐藤 義男 氏/(株)ピーエム・アラインメント
中谷 英雄 氏/(株)ピーエム・アライメント
小原 由紀夫 氏/(株)富士通アドバンストエンジニアリング

~ はじめに ~
 PMI Global Congress 2013 - North America(PMI2013北米大会)が、10月27日(日)~29日(火)にErnest N. Memorial Convention Center New Orleans, Louisiana, USAで開催されました。そして、今回の大会のPMI Continuing Professional Education Provider of the Year Award(PMI年間最優秀教育プロバイダー)にピーエム・アラインメント社(日本)が選ばれました。
 そこで、今回の例会では、PMI2013北米大会に参加された方々より大会調査報告と共に、受賞式の模様をご講演して頂きました。

~ 講演概要 ~
 世界最大のPMイベントであるPMI2013北米大会へは、世界69カ国から2,181名(日本から20名)が参加されました。2011年には3,000人程度の参加者でしたので、参加者は減少しており、特にIT分野の方の参加が減少していたそうです。

【PMI2013北米大会概要】
大会日程
  10月26日(土): Professional Awards Ceremony & Reception
  10月27日(日): PMI2013 第1日目
Opening Session & Keynote Speaker(開会式、基調講演)
Area of Focus Presentations(シンポジウム)
Exhibit Hall Reception
  10月28日(月): PMI2013 第2日目
Keynote Speaker(基調講演)
Area of Focus Presentations(シンポジウム)
Mardi Gras World Reception
  10月29日(火): PMI2013 第3日目
Area of Focus Presentations(シンポジウム)
Closing Session & Keynote Speaker(閉会式、基調講演)

PMI2013北米大会の特徴
  次世代のプロジェクトマネジメントがテーマ
キーワードは「変化への対応」
未来の組織的プロジェクトマネジメントとは
次世代のプロジェクト・マネジャーは、どのようなスキルを備えた人か
  アジャイル思考適用の加速
アジャイル型開発の成功企業を評価
  戦略/ビジネスマネジメントのセッションが目立つ
変化に対応する組織的アジリティの向上
  オープン・イノベーションとPMフレームワークの統合
PMI調査プロジェクトによる先進企業の成功例
イノベーション系のセッションへの参加者は少なかった
  新しいタレントマネジメント戦略のプロモーション
人材育成体系がリーダーシップ、戦略/ビジネスマネジメント、PM技術の3つに分かれて説明されていた
  展示会場
PMI登録教育ベンダーやスポンサー企業など75社(11大学を含む)が出展
クラウド・ベースの支援ソフトウェアが目立っていた
例年、100社程度が出展しているので、若干減少している

【PMI Awards Ceremony】
 ピーエム・アラインメント社の受賞は、日本からの初受賞です。7年間のPM研修サービス(ユーザー企業向け、ITサービス会社向けPM研修)提供と、「IT分野へのプログラムマネジメント実践的活用」研修の開発が評価されました。
 「IT分野へのプログラムマネジメント実践的活用」は、日本プロジェクトマネジメント協会(PMAJ)で2年間研究した成果です。PMIに、PMAJでの研究成果が評価されたことは、喜ばしいことだと思います。
 表彰式の時に、1つのアクシデントがあったそうです。
 受賞内容の発表の後、今回の例会講師の佐藤様が呼ばれ、ステージでトロフィーを受け取り、写真撮影をする予定でした。しかし、PMIの事務局のミスで、名前が呼ばれないまま、次の受賞の発表が行われてしまいました。佐藤様は、ステージの袖に待機したままになってしまったのです。
 結局、最後の賞の発表1つ前にステージに上がり、無事にトロフィーを受け取り、写真撮影も行えました。
 受賞式の模様を、このようなエピソードと笑いを交えながら、ご講演頂きました。

【分野別発表】
 発表された論文数は「159件」で2011年と同じ位でしたが、構成は「16分野」と分野数が増加していたそうです。
 分野別発表では、「リーダーシップ/ソフトスキル」「新しいプロジェクト/ポートフォリオマネジメントの動向」分野での発表件数が多くなっています。具体的な分野別発表論文と件数は以下の通りです。
 12. Organizational Agility through Project Management(AGL)は、参加者が多かったそうです。

1. Benefits Realization(BRL) 13件 
2. Case Studies in Project and Portfolio Management(CAS) 18件 
3. Change Management(CHG) 10件 
4. Earned Value Management(EVM) 2件 
5. Emerging Technologies and Social Media(SOC) 3件 
6. Executive Sponsor Engagement(ESM) 5件 
7. Improving Talent Management in PPM(ITM) 9件 
8. Introduction to PMO(INP) 7件 
9. Leadership and Soft Skills for Project Managers(LDR) 27件 
10. Managing Project and Program Complexity(CPX) 8件 
11. New Research in Project, Program and Portfolio Management(RES) 7件 
12. Organizational Agility through Project Management(AGL) 13件 
13. Project Management in a Global Economy(PGE) 2件 
14. Requirement Management(RQM) 5件 
15. Risk Management(RSK) 10件 
16. Thought Leadership(TLD) 20件 
  合計   159件 

 上記発表論文の中で、例会講師の方々が受講された論文について資料にまとめて頂き、今回の例会でご報告頂きました。資料は、講師の方々のご好意により、「PMAJライブラリ(例会/関西例会)」に掲載させて頂きました。ライブラリのURLは  こちら ですので、是非ご覧になって下さい。
11月例会:「【PMI2013北米大会】にみる新しいプロジェクトマネジメントの潮流」
※こちらの資料は、PMAJ会員の方限定になっておりますので、ご注意願います。

~ 感想 ~
 最初に、佐藤様、中谷様「PMI Continuing Professional Education Provider of the Year Award (PMI年間最優秀教育プロバイダー)」の受賞おめでとうございます。
 また、小原様も含めました例会講師の方々には、7分野15論文もの内容を日本語でまとめてご講演頂き、誠にありがとうございました。

 今回の例会は、内容がものすごく豊富でしたので、例会の時間の中で全てを理解することは困難でした。しかし、大変わかりやすい資料にまとめて頂きましたので、後から読んで最新のPMの動向を理解することができました。
 その中で、アジャイルについては、今後の動向をウオッチしながら、自分でも勉強していきたいと感じました。

 また、これからも世界の最新のPM動向を我々にご教示頂けると幸いです。

 最後に、我々と共に部会運営メンバーとなるKP(キーパーソン)を募集しています。参加ご希望の方は、日本プロジェクトマネジメント協会までご連絡下さい。

以上

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