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「新たなモノづくりとの出会い」

千葉工業大学 谷江 穣 [プロフィール] :5月号

「プロジェクトマネジメントとの出会い」
率直に申しますと私は現在所属している千葉工業大学プロジェクトマネジメント学科の存在を知るまでプロジェクトマネジメントがどういったものであるのか全く知りませんでした。プロジェクトマネジメントという聞き慣れない単語とその学部の就職率の高さに興味を持った私はプロジェクトマネジメントについて調べ始めました。そうして調べていくうちに元来モノづくり、一からモノを作ることが好きだった私をプロジェクトマネジメントは虜にしていきました。プロジェクトのメンバーの一員になってシステムの提案、納品を行う。自分の知らなかったモノづくりがそこにありました。私は心を躍らせ入学を決めました。

「プロジェクトマネジメントを学び始めて」
心を躍らせて入学した私でしたが予想通りと申しますか、自分の知らない知識が色々と頭の中を飛び交い、戸惑いを受けました。しかし戸惑いと同時に知らない知識を得られている、自分が学びたいと思ったことを実際に学ぶことが出来ている喜びがありました。そんな私も大学入学から二年が経ちました。二年時に行ったプロジェクトマネジメント演習では各グループに分けられた我々学生が、ユーザーと仮定した先生方に業務改善のシステム提案を行うという演習を行いました。その演習を行う中でプロジェクトマネジメントの難しさを改めて実感することになりました。メンバー間の意思の疎通、未熟さによる間違いやそれによる誤差、ユーザーと我々システム提案者側両方が利益を生むシステムの構築の苦労など色々と経験することになりました。

「これから」
今年の四月から私も学部3年目になります。そして学部3年前期には前回の演習ではハードウェアの企画、提案でしたが、今期はその演習を元にしたソフトウェアの開発を行う実習が始まります。その実習で私はグループの責任者であるプロジェクトマネージャーを務めさせて頂くことになりました。責任者という言葉は重たいですがやりがいも感じています。今まで学んできたことを活かし、新たな知識を得ながらプロジェクトを進めていきたいと思っています。

「振り返って」
プロジェクトマネジメントに私が出会ってから2年が経ちました。最初の頃の右も左も分からなかった状況が懐かしくも感じます。大学入学前に抱いていた「新しいモノづくりがしたい」という思いが今実現出来て来ているのではないかと思っています。

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