【基調講演-1】( KN-1 ) スタートアップと大企業のオープンイノベーションによる未来創造
9月10日  9:45~10:45 Strategic  
 講師 株式会社ユーグレナ 代表取締役社長 出雲 充
 セッション概要  日本は平成の約30年間、生産性も伸びず人口も増加せず、人口に関しては2065年までにマレーシアの人口に匹敵する3,000万人の労働人口が減少する。GDPでは中国に抜かれ、1人当たりGDPでも韓国と同水準であり、大規模な労働人口の減少が迫る中、事業変革による生産性向上以外に成長はない。
 社会は技術革新による急速な変化に晒されている。コロナウィルスの影響によりテレワークが一挙に進んだが、これも技術革新がもたらした変化である。
 今後、労働人口の中心を担うのはミレニアル世代。デジタルネイティブであり、社会性を重視して就職、消費行動をする労働者、消費者を引き付けるためには、社会性の重視が企業経営の基盤として必須である。
 当社は技術革新×社会問題解決をテーマに事業を推進。大企業連携を積極的に実施し、異業種とのコラボを実践してきた。また、会社の経営基盤整備に若い世代の目線を取り入れるため、17歳の最高未来責任者(Chief FutureOfficer:CFO)を選定し、CFOが求める経営基盤整備を実践中である。
 講師略歴
出雲充氏
駒場東邦中・高等学校、東京大学農学部卒業後、2002年東京三菱銀行入行。2005年株式会社ユーグレナを創業、代表取締役社長就任。同年12月に、世界でも初となる微細藻類ミドリムシ(学名:ユーグレナ)の食用屋外大量培養に成功。世界経済フォーラム(ダボス会議)Young Global Leaders、第一回日本ベンチャー大賞「内閣総理大臣賞」(2015年)受賞。著書に『僕はミドリムシで世界を救うことに決めた。(小学館新書)』がある。
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