【EG-2】 地上のちいさな太陽のつくりかた
実験炉イーターの建設プロジェクト
9月10日  14:25~15:25 Technical CFP
 講師 量子科学技術研究開発機構 那珂研究所 ITER日本国内機関長
/ITERプロジェクト部長 杉本 誠
 セッション概要 地上に小さな太陽を作り、エネルギーを取り出す研究開発は、1950年代から日米欧露で始まった。太陽では水素が融合(フュージョン)してエネルギーを発生している。フュージョン・エネルギーは、資源の枯渇、偏在がなく、温室効果ガス、高レベル放射性廃棄物も出ないという特徴を持ち、持続可能な発展をする社会のためのエネルギー源のひとつとして考えられている。2007年に日欧米露中韓印の7極が加盟する国際条約であるイーター協定が発効し、イーター(ITER)と呼ばれる実験炉の建設が始まっている。フュージョンの原理、特徴、実験炉イーターの建設の現状、そしてイーターへの日本の貢献を報告する。
 講師略歴 1962年生。1989年3月東北大学大学院工学研究科博士課程単位取得退学。
同年4月日本原子力研究所(現量研)入所。以来、核融合炉工学(特に超電導磁石)の研究開発に従事。2016年 ITERプロジェクト部長、2018年 ITER日本国内機関長。
工学博士、技術士(機械/原子力・放射線)。
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