【A-4】 なぜ今デザイン経営なのか
9月11日  14:20~15:20    [特別講演] Strategic  
 講師 特許庁 デザイン経営プロジェクトチーム チーム長 今村 亘
 セッション概要 経済産業省・特許庁は、2017年7月に有識者からなる「産業競争力とデザインを考える研究会」の議論の結果、2018年5月に報告書『「デザイン経営」宣言』を取りまとめました。
「デザイン経営」とは、デザインの力をブランドの構築やイノベーションの創出に活用する経営手法です。その本質は、人(ユーザー)を中心に考えることで、根本的な課題を発見し、これまでの発想にとらわれない、それでいて実現可能な解決策を、柔軟に反復・改善を繰り返しながら生み出すことです。
『「デザイン経営」宣言』の後、特許庁は自ら「デザイン経営」を実施する必要があると考え、2018年8月、デザイン統括責任者(CDO)と、デザイン経営プロジェクトチームを設置し、ユーザーの視点で行政サービス改善のため取り組みを進めています。
今回は、デジタル化においても重要になる、人を中心に根本的な課題を考える「デザイン経営」とは何かについて、特許庁の取り組みを事例にてご紹介します。
 講師略歴
今村亘氏
1994年特許庁入庁。特許審査官、審判部審判官、米国プリンストン大学客員研究員、ジェトロ・ニューヨーク事務所知的財産部長、特許庁総務部企画調査課長、オープンイノベーションプロジェクトチームリーダーを経て、特許審査第二部運輸審査長。2019年4月からデザイン経営プロジェクトチーム長を兼任。
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