PMO研究会「PMOツールキット学習プロジェクト」プロジェクト憲章 2006年6月20日作成 1 序論 1.1 背景     本研究会は、継続的なPM学習を行うために2004年に旧JPMF関西の有志で結成     された。2005年の研究会では、「ITPM教科書」をIT系、エンジ系共通の場で     学習することにより、ITPMおよびPMBOKの理解を深めた。     研究テーマ選定にあたり、最近注目を集めているPMOに関する学習を行いたい     との意見がメンバーから提案された。議論を行った結果、2005年末にTECHNO社     から発刊された「PMOツールキット」を用いてPMOについての学習をすること     に合意した。 1.2 目的     @IT系プロジェクトをモデルに、PMOの役割を理解する。     Aこれらの活動をVirtual Projectとみなし、「PMOツールキット」に添付された      帳票を用いて共同体験する。     Bプロジェクトマネジャーの目線から見た理想のPMOを提案し、PMO構築      企画書にまとめる。 2 プロジェクト概要 2.1 プロジェクト目標 2.1.1 プロジェクト目標     ・PMOの役割を理解し、PMO構築企画書を作成する 2.1.2 プロジェクト期間     ・第1ステップ「PM0ツールキット」の学習 2006年7月〜2007年 3月 9ヶ月間     ・第2ステップ PMO構築企画書の作成 2007年4月〜2007年12月 9ヶ月間  2.2.3 主要マイルストーン 2006年 7月21日 : プロジェクトの発足・プロジェクトチームの編成        8月25日 : 「PMOツールキット」の学習開始     2007年 3月16日 : 「PMOツールキット」の学習終了 4月20日 : PMO構築企画書作成の開始        5月26日  : PMフォーラム2007KOBEにて第1ステップの研究報告        12月21日  : PMO構築企画書の作成完了 2008年 8月 末  : PMシンポジウム2008にて研究報告 2.2 プロジェクトスコープ 2.2.1 スコープ内項目     ・「PMOツールキット」の学習     ・プロジェクトマネジャーの目線からのPMO構築企画書作成 2.2.2 スコープ外項目     ・ENG系、IT系に極端に偏った展開 2.2.3 主な要素成果物     ・PMOの役割を理解し、「PMOツールキット」学習レポートを作成      (PMフォーラム2007KOBEの発表論文)     ・PMO構築企画書(PMシンポジウム2008の発表論文) 2.3 終了基準     ・理想のPMOが提案でき、PMO構築企画書が完成されたとき 2.4 ビジネス要件     ・PMO研究会の活動成果を、PMフォーラムまたはPMシンポジウムにて報告する。     ・プロジェクト予算内でプロジェクトを完了する。      @PMO研究会予算は、PMO情報収集費用や会場代などに用いる。       ただし、「PMOツールキット」の書籍購入費は参加者各自の負担とする。      A人件費は、Virtual cost として各自のVirtual時給を元に求める。 3 プロジェクト便益     ・研究会活動を通して価値の創造を図ることにより、参加者の満足度を高める。      ここで、参加者の満足度は品質指標を用いて計測する。     ・成果物をPMシンポジウムで報告することにより、PMOの普及に寄与する。 4 プロジェクトマネジャー     ・プロジェクトマネジャーに橋本欽司を任命する。           (任命者:PMO研究会主査 大久保和彦) 以上