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募集に応じた理由はPMではレベルの高いプログラム・マネジメント系のテーマであったこと、複数プロジェクトを取りまとめる際に使われるプラットフォーム・マネジメントの分野のテーマであること、町では手掛けないであろうと考えたテーマで、人口減少に歯止めがかけられるテーマであったこと、県の住宅供給公社が28棟の5階建てアパートの50%が遊休状態であること、このプログラムにはこのほかのステークホルダーとして保育園、幼稚園、小学校、中学校、自治会、社会福祉協議会、老人クラブが関与するコンソーシアムを組むことができること、テーマは大きいがPMAという資格は今ないが、あるとしたら最適なテーマと考えたこと。
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さて、本題に戻りますが、本件を提案したとき再生協議会からこのテーマは大きすぎてこの町には適さないという採用拒否の宣告をされました。
このテーマは確かに大きい、広範なテーマの集合体であることは事実です。しかしこの中で起こっている課題は当該町の永久の課題でもあります。
そこで私は議論だけでもさせてくれと頼みましたが返事もありませんでした。彼らはこのテーマに対し意見を交わす知識と見識に欠けていたために拒否したと感じました。
そこで次の手を考えました。たまたま、町会議員の選挙が昨年11月にありました。たまたま面倒を見ていた地元出身者を候補に仕立てて、有力者を後援会長とした後援会をつくり、4位で初当選させました。
更に私自身は再生協議会で公園部会長を仰せつかっていましたが、本年3月でリタイアしましたが、町の老人連合の地区会長をしています。
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世の中とは面白いもので、本年1月に【天才を殺す凡人】という本が出版されました。
内容は社内で天才的存在の社員が提案したイノベーションのテーマは社長という凡人が自分の社長任期中は失敗したくないという意味で採用延期するようです。また、本年4月には【優れた発想はゴミ箱に捨てられる】という本が出版されました。
TOC協会「制約条件の理論」を活用した本で素晴らしい本でした。いずれもアマゾンから書評の依頼を受け、前者を4☆、後者を5☆として提出しました。
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冒頭に「腹も立てずに平然と引き下がってしまった」と書きましたが、本案件を一地方の問題として議論することではなく、日本中の地域再生に役立つことを書くべきと決意したのは、若手町会議員誕生。日本的ムラ社会の行動に対する抗議的本が2冊も出版されたことは時代の流れが始まったと感じたからです。また、【優れた発想はゴミ箱に捨てられる】の著者は米国のTOC協会でゴールドラットCEOの下で勉強し、今日本のTOC協会CEOの岸良裕司氏で、彼はPMAJ設立時からの親しい親友で彼からもアマゾンへの書評提供を依頼されました。また、今月PMAJの事務局からPMシンポジウムへの招待状が届きました。このような動きは単なる偶然ではなく、早く動き出せという時代の動きととらえました。
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幸い13年間に書かれた中に貴重な内容が多々あります。そして日本ではPMその者がまだ発展途上でありますが、世界では経営の決定の多くが科学的です。これに対し日本の経営はまだ稟議制で、タテマエではデジタル経営と言っていますが、依然アナログ経営です。日本の競争力と東大の地位は年々下がっています。
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次に国債発行とその活用方法が日米正反対です。そして国債発行とその活用が官に偏っており、その貴重な金を使ったが成果が出なかった。事故が発生しても責任を感じていない等の問題があり、日本国の実力低下が著しいことに国民は気が付いていません。
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これらの課題にPMがどのように役に立つかという視点で問題を捕え、その課題を考えてみたいと考えました。読者の皆さんはグローバリゼーションの動きの内容の真相をよく知っていないと思います。知ると恐ろしさを感じるかもしれません。戦後から今日までの履歴を説明していきたいと考えています。 |