オンラインジャーナル/今月のひと言

　岩下　幸功

岩下幸功

大手家電メーカーにて培ったプロジェクト & プログラムマネジメント（PM）の経験とスキルをベースに、「21世紀型のプロジェクトマネジメント」に関心を持ち、新しい手法の研究開発を模索してきました。結果を「共創マネジメント」として体系化し、その普及促進のために、総合的なPMコンサルティングを行う、シンクリエイト社（http://www.syncreate.jp）を創立経営しています。

① P2Mを中心としたプログラムマネジメントのコンサルティング

② PMBOKを中心としたプロジェクトマネジメントのコンサルティング

③ CMMIを中心としたプロセスマネジメントのコンサルティング

PMS、PMR及びPMP資格を取得しています。国際P2M学会会員。東京P2M研究会会員。
2009年4月より、PMAJジャーナル編集長に就任。
北海道大学経済学部卒。

先号　　次号

新編集長のビジョン：「共創！」

オンライン編集長　岩下　幸功　[プロフィール]　：4月号

　新オンライン編集長としてのビジョンですが、一言で言えば「共創！」ということです。これは「共に創る」という意味もありますが、もうひとつ「共生的創造」という意味もあります。

　自然界は多様性に満ちています。その中で、それぞれの種が、それぞれの生命を謳歌しながら、共生しつつ持続可能な世界を創っています。共生という言葉は、もともと生物学の symbiosisの訳語で、「生物が互いに、利益を交換し合って生活すること(相利共生)」を意味します。社会学では「社会の中で異質なものがお互いに助け合い、共に生きる」という意味で「共生社会」という言い方があります。つまり、「共生社会」とは、「様々な異質なものの共存の承認の上に、新しい結合関係の樹立を目指す社会」であり、「共生関係」とは、「お互いの違いを認め合って、生かしあう関係を創出すること」と定義できます。
適者生存が前提ですが、多様性の中の対立・矛盾をエネルギーとして、更なる創造的な関係を積極的生み出し、持続可能な社会を実現することが、21世紀の最大の課題となりつつあります。ここにプロジェクトマネジメントが貢献できるのではないかと期待しています。

　我々も多様な集団です。それぞれに個性があり考え方も異なります。その違いを認め合い、互いの優れた部分を活かし合い、劣る部分は補い合うことで新たな創造を目指すという「共創の精神」が大事だと考えています。このようなビジョンの下、これからのオンラインジャーナルやPMAJジャーナルの企画編集に、ご参加頂ける編集委員を募っています。興味のある方は、

岩下迄、ご連絡下さるようお願い申し上げます。

以上