【I-4】 宇宙飛行士の安全を守るための方策
国際宇宙ステーションの危機管理
9月11日  14:20~15:20 Technical  
 講師 PMマイスター 長谷川 義幸
 セッション概要 国際宇宙ステーション(ISS)では、宇宙飛行士の生命を守るため、徹底的な準備のもとに計画が推進される。設計思想の異なる参加国が開発した複数の宇宙棟で共同作業を行うので予想もしないトラブルが多く発生する可能性がある。トラブルが発生するとそれを起点として複数のトラブルが連鎖的に発生することがある。このため、ハザード解析という手法でトラブルを徹底的に洗い出し危機管理の対応策を作成する。想定ハザードの識別には"What if analysis"という手法を用い、識別したハザードの除去と制御、安全防護策を立てる。講演では具体的な事例をもとにISSの危機管理を紹介する。
 講師略歴 国際宇宙ステーションプロジェクトに1989年より参加。「きぼう」日本実験棟の開発に従事。NASAとの交渉や技術調整を行い打上げ及び実運用を成功に導いた。日本人宇宙飛行士の選抜・訓練、運用システムの開発にも関与した。「きぼう」プロジェクトマネジャー、ISSプログラムマネジャーを歴任。現在、客員。
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