関西P2M研究会コーナー
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PMAJ関西の活動について

関西代表 北村 保成 [プロフィール] :12月号

 PMAJ関西の主な活動は、毎月の例会と研究部会と来年度開催予定の関西PMフォーラムの準備である。例会は年8回開催予定であり、研究部会は4つの部会が自主的に活動を展開して、年1回合宿を行うのが通例となっている。そしてPMフォーラムは来年以降の毎年開催に向けた準備を行っている最中である(2013年度5月開催予定)。これまでご担当された皆様の情熱により、各種イベントのWBSも揃っておりさほどの混乱もなく遂行されていく姿が出来上がっている。
(1) 採算の取れる活動へ
 これからの活動を行うにあたって、最も重要な課題は「安定的に採算の取れる活動」とすることである。これは何事に限らず「当たり前」の話であり、改まって申し上げる必要はないと思う。過去3回実施してきた関西地区のPMフォーラム(神戸、京都、大阪)はいずれも残念ながら黒字には至っていない。過去のフォーラムは、PRに主眼を置いた性格のものであったということが言えるかも知れないので、今後の活動が問われてくる。
(2) 更なる「役立ち」の追求
 P2Mは、これまでも社会のいろんな場面でお役に立ってきたと確信する。先人の方々のご努力の賜物であり、有り難く感謝申しあげなければならない。しかし一方において、会員数や資格者の伸び悩みといった現実にも目を向けなければならない。現今の厳しい環境下であればこそ、P2Mにどのようなお役立ちが出来るかを真摯に見つめ直す時であろうと思う。PMAJの中期方針が示された本年度、まず自分の所属する組織や団体から新たな活動を始めることが必要であると認識する。
(3) 常に進化するP2Mを目指して
 社会へのお役立ちを継続して更に拡大させていくためには、時代や環境の変化に対応したり、先取りしたりしながらP2Mそのものを進化させていくことが必要である。そう言うと、とても難しく聞こえてしまうが、ヒントは上述した「組織への役立ち」にあると考えている。変化の高速化やグローバル化、組織内部の高齢化などの課題を抱えつつ生き残り策を展開する組織や団体においては、新たな考え方を導入したり、新しいマネジメントの仕組みを試したりする必要に迫られている。
 ここのお手伝いをすることが、P2Mの進化につながると考える。時には従来のP2Mの枠組みにはない場面に遭遇するかも知れないが、それを「新たなP2Mへの進化」の機会と捉えて、P2Mの内部に取り込んでいく柔軟さとしたたかさも必要であろう。「それはプロジェクトの原理原則からみるとおかしい」「そんなのはプログラムとは呼ばない」などと言っている間に、P2Mが進化しそこなったということがないようにしなければならない。
(4)「カモメになったペンギン」からの教訓
 ジョン・P・コッターさんの名著「カモメになったペンギン」では、ペンギンの住む氷山が溶け始めていることに気付いた何羽かのペンギンが、「大丈夫だよ」「危機を証明しろ」とか言う多数のペンギンを説得して、他の氷山へ移住させる成功物語が書かれている。関西では、一時代を築いて日本の産業界を引っ張ってきた企業が会社存続の危機を迎えている。
 私たちは、疑いもなく「存続し続ける」と思っていたものが、実はそうではないことに気付き始めている。ではP2Mはどうだろうか・・・。
「諸君が国家に何をしてくれるかと求める前に、諸君が国家に対して何が出来るかを問うて欲しい」(ジョン・F・ケネディ)この「国家」という言葉を「P2M」に置き換えてみる必要はないだろうか。
(5) 求む!「若い力」
 2013年度の関西PMフォーラム(5月開催)の企画最中である。パネルディスカッションの司会を、近畿経済産業局製造産業課の課長である内海美保様にお願いしてご快諾を頂いた。その内海様と一緒にパネリストとしてお願いしたい、甲南大学のマネジメント創造学部准教授の桐畑哲也様を先日お伺いした。
 お二人とも若手の新進気鋭で、関西出身ということもあり、関西復活にかける情熱は素晴らしいものを感じました。60歳を超えた自分自身に対して、新たな挑戦をしなければと思うと同時に、やはりお二人と同年代かそれ以下の若い力こそこの場に相応しいのではなかろうかと感じた。
 PMAJ関西は、光藤理事長の「地域におけるPMAJ活動のモデル構築を」という思いもあり、自立に向けたトライアルのスタートラインに立ったところである。新しい時代は新しい力で切り開くのが相応しい。どうか新進気鋭の会員の皆様方の積極的なご参加と、PMAJ本部をはじめ関係各位の皆様方の一層のご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。

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