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婚活とプログラムマネジメント 横河電機(株) PMR 吉原 徹 [プロフィール] ：10月号
私がP2Mと出会ったのは2010年の年末でした。そのとき一番衝撃的だったのは「プログラム」という概念とそれをマネジメントする「プログラムマネジメント」でした。ところが、いざプログラムマネジメントを使ってみようとすると何となく敷居が高くて。。。そこで身近なところでプログラムマネジメントが使えないか？を考えてみました。 ここ数年インターネット上を「就活」「婚活」という言葉が賑わせています。「就活で成功するためのKnow-How」や「婚活で成功するコツ」などを紹介したサイトまであります。就職も結婚も人生の一大イベントであることは今も昔も変わらず、これらの成否はその後の人生を大きく左右するといっても過言ではないのかもしれません。 今回は「婚活」とプログラムマネジメントについて考えてみたいと思います。 「婚活」では結婚相手を見つけ、その相手と「お付き合い」し「結婚する」ことが目的です。さてそれを実現するためには何を考え、何をしなければならないでしょうか？？ 例えば
「婚活」をP2Mのプログラムライフサイクルに当てはめて見てみると
プログラムマネジメントのうちで「ミッションプロファイリング」「アーキテクチャマネジメント」は「作戦を立てる」ときに有効です。 ＜ミッションプロファイリング＞ 「婚活」の場合のミッションは明確で「気に入った相手とお付き合いして結婚すること」です。それを実現するために、最初に行うことは「お付き合いしている2人(あるべき姿)」を思い描き、「相手と話もできていない現在の姿(ありのままの姿)」とのギャップを明確にします。そして、「現在の姿」から「お付き合いしている状態」へ変わるためのシナリオを作成します。 ＜アーキテクチャマネジメント＞ さて、シナリオができたらそのシナリオにそって何をすればよいかを考えます。 例えば
「戦略マネジメント」「プログラム実行の統合マネジメント」「アセスメントマネジメント」は「作戦を立てる」「作戦を実行する」「維持する」すべてに有効です。 ＜戦略マネジメント＞ 「婚活」にももちろん「戦略」は必要です。
＜プログラム実行の統合マネジメント＞ このマネジメントの中で「婚活」で有効なのは「監視とコントロール」です。やっていることがミッション達成に向かっているかどうかを繰り返し確認して、有効でない場合は方向転換を行うということです。計画したデートが好評でなかったり、送ったプレゼントを気に入ってもらえなかったら、次には別の方法・プレゼントを考えなければなりません。 ＜アセスメントマネジメント＞ アセスメントマネジメントでは「指標」を決めて、その指標を「測定」し、指標の「有効性」を確認して、必要であれば指標を変更します。「デートが好評だったか」をどうやって判断するのか？？「指標」を決めることは重要です。 戦略に従って作戦を立てて、その作戦を実行し、それがうまく行ったかどうかを評価して、うまく行かなかったら作戦を変更して再度アタックする。 P2Mのプログラムマネジメントがあなたの「婚活」を成功へ導いてくれるかもしれません。 このように身近なことにP2Mのプログラムマネジメントを当てはめて考えることで敷居が低くなって「使ってみようかな？」という気になってくるとのだ思います。皆さん是非一度試してみてください。 残念なことは私がすでに結婚していて、P2Mの「婚活」への有効性を確認することができないことです。どなたかが有効性を確認して報告してくれることに期待します。 |
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