ヤングコーナー
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学生としてプロジェクトマネジメントを学ぶ

長瀬 鞠奈 [プロフィール] :8月号

「プロジェクトマネジメントとの出合い」
 プロジェクトマネジメントを初めて知ったのは、現在通っている大学のオープンキャンパスでした。はじめは何気なく在学生の先輩に誘われるままにブースに入り、話を聞いていましたが、その内容に引き込まれていく自分がいました。私は人をまとめたり、企画を立てたりするのが好きな方で、それまでも部活動の部長や文化祭委員等を経験してきていました。そのような人をまとめたり、企画を運営していくための知識や手法を学ぶという他学科とは異なる学習に興味を抱きました。何より先輩方が楽しそうに話をして下さり、私もこの学科に入りたいと思い、プロジェクトマネジメント学科への入学を決めました。

「大学でのプロジェクトマネジメント学習」
 いざ授業が始まってみると、想像していた大学の授業とはやはり異なる部分が多々ありました。グループワークでコミュニケーションの大切さを肌で感じ、マネジメントを行っていく上で必要なツールや手法の使い方を学習したりと、とにかく新しい事だらけでした。
 現在4年生になり、卒業研究の真っただ中です。私はプロジェクトマネージャ育成のための学習態度に関する研究を行っています。大学で学んできたことの集大成ですので、悔いの残らないよう研究を詰めていきたいです。

「プロジェクトマネジメントと就職活動」
 プロジェクトマネジメントを学んでいたことで、就職活動をスムーズにする事ができたと実感しています。グループワーク面接では、大学の授業で行っていたグループワークがそのまま役立ち、個人面接ではプロジェクトマネジメント学科という聞きなれない学科のため、そこから話が展開していくことも多々ありました。何よりも、「人と話す」ということが授業でも当たり前でしたので、自然と話し方が身についており、面接でも適度な緊張感を持って話す事ができたと感じています。

「これから」
 私はIT系の企業から内定を頂き、来年の春からシステムエンジニアとして働くことになっています。ソフトウェア開発の現場は、プロジェクトマネジメントの文化が根付いている業種のひとつだと思います。その環境の中で、ひとつでも多く大学で学んだことを生かしながらも、更に多くの事を学んでいき、ゆくゆくはプロジェクトマネージャとして活躍していきたいと考えています。
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